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  • 執筆者の写真脇村 拓嗣

猫と暮らす




サザエさん一家になぜタマが必要なのか。深く考えたことがなかった。

“平屋”や“畳”といった言葉から連想されるような日本家屋での暮らしには、猫を飼うというイメージが色濃く刷り込まれている気がする。そして実際に猫を飼い始めることとなった。





なぜ猫を飼い始めたのか

松島には人間より動物の方が多い。鳥や鼠、狸、猪、大鼠(ヌートリア)などが姿を現す。人間が多かった時代には狸、猪、大鼠は居なかったと聞いている。どこからか泳いできたのだろう。

その中で私を悩ませたのは鼠であった。天井裏や家の周りを駆けるだけならば気にしないのだが、食糧をとことん食べられた。やつらの執念は凄まじく、戸締りをしていてもどこからか入ってくる。米や野菜。ついにはタバコまでをも食べられた。


毎日何もかもを食べられて、疲弊していた。「おらぁぁぁ!」と、怒鳴りつけて威嚇してみたが、もちろん効果はない。殺鼠剤を撒いて簡単に数を減らすことは可能だが、定期的に撒き続けなければならない。そういった薬漬け生活は好みでない。


そんなこんなで猫を飼うという選択肢が生まれたのである。






猫がやってきた



「鼠退治のために猫を飼っている」と言うと動物愛護者から批判されることが多いので予め断っておくが、しっかりと可愛がっているし、わざわざ鼠を食べさせてはいない。猫の匂いなのか気配なのか。効果は抜群で飼い始めてすぐに鼠を見なくなった。


猫の名前はラッキー。元々野良だったラッキーは幼い頃に母親を亡くし、保護活動をしているおばちゃんに引き取られていた猫である。「ラッキー」は明るい名前をと、そのおばちゃんが付けた名だ。

そんなラッキーとは外に出て鬼ごっこをするのが日課だ。野外で私を追っかけまわすのが楽しいらしい。目が合うたびに私に対して「ニャー(走れ)」と挑発し、果敢にどこまでも追い回してくる。小さなライオンである。その成果もあってか、最近は鳥類、爬虫類、昆虫類などなんでも捕まえてくる。

本能のままに暮らして欲しいので人間基準の良し悪しはできるだけ持ち込みたくないが、動物系は菌を持っている可能性が高い。体調を崩されたら私も困るので、鳥や鼠を捕まえてくるとご褒美に煮干しをあげている。(どうせ目の届かないところでは食べているが)


とにかく外で遊ぶのが大好きなラッキー。今日はあいにくの雨である。早く遊びたい様子で、軒下からじっと外を眺めている。

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